漢方ダイエット

漢方ダイエットどれがいい?体質診断で自分に合った5種類から選ぶ

「たくさんある漢方薬の中から、漢方ダイエットにはどれがいいんだろう...」
「自分の体質に合った漢方薬を見つけて、今度こそダイエットを成功させたい」

このような悩みをお持ちではありませんか?
これまで様々なダイエットに挑戦してきたけれど、なかなか続かなかったり、リバウンドしてしまったりした経験があるかもしれません。
実は漢方ダイエットは、体質を根本から改善することで、無理なく健康的に痩せられる方法として注目されています。 ただし、漢方薬は自分の体質に合ったものを選ばないと効果が得られません
熱太りタイプ、水太りタイプ、ストレス太りタイプ、虚弱タイプという4つの体質があり、それぞれに適した漢方薬が異なるのです。 本記事では、簡単な体質診断で自分のタイプを見極め、防風通聖散、防已黄耆湯、大柴胡湯、加味逍遥散、五苓散という5つの代表的な漢方薬から最適なものを選ぶ方法を詳しく解説します。
さらに、効果を高める飲み方や腸活法、注意点まで網羅していますので、安心して漢方ダイエットを始められるでしょう。

漢方ダイエットとは

漢方ダイエットは、古来から伝わる東洋医学の考え方に基づいて、体質を改善しながら健康的に痩せる方法です。
西洋医学のダイエット薬とは異なり、単に脂肪を燃焼させるだけでなく、体内の水分バランスや血流、代謝機能を整えることで太りにくい体質へと導きます。 漢方では、肥満の原因を「気・血・水」の巡りの悪さと捉え、個人の体質に合わせた生薬を組み合わせて処方します。
例えば、むくみやすい人には水分代謝を促す漢方を、ストレスで過食してしまう人には精神を安定させる漢方を選ぶという具合です。 市販されている漢方薬は医薬品として認められており、防風通聖散や防已黄耆湯などが代表的です。
効果が現れるまでに1〜3ヶ月程度かかりますが、体に負担をかけずに体質から改善できるため、リバウンドしにくいのが特徴といえるでしょう。

漢方ダイエット どれがいいか診断する方法

漢方ダイエットで効果を得るには、まず自分の体質を正しく把握することが重要です。
東洋医学では肥満のタイプを大きく4つに分類しており、それぞれの特徴を理解することで、自分に最適な漢方薬を選べるようになります。

熱太りタイプの特徴

熱太りタイプは、体内に熱がこもりやすく、食欲旺盛で脂っこいものや味の濃いものを好む傾向があります。
顔が赤みを帯びていて、暑がりで汗をかきやすいのが特徴です。 便秘がちで、お腹周りに脂肪がつきやすく、がっちりとした体格の人が多く見られます。
のどが渇きやすく、冷たい飲み物を好んで飲むことも多いでしょう。 イライラしやすい性格で、ストレスを食べることで発散する傾向も見られます。 このタイプは体内の余分な熱を取り除き、便通を改善することで効率的にダイエットができるため、清熱作用のある漢方薬が適しています。

水太りタイプの特徴

水太りタイプは、体内の水分代謝が悪く、むくみやすい体質の人が該当します。
朝起きたときに顔がパンパンに腫れていたり、夕方になると足がむくんで靴がきつくなったりするのが典型的な症状です。 色白で疲れやすく、下半身太りになりやすいという特徴があります。
雨の日や湿度の高い日に体調を崩しやすく、体が重だるく感じることも少なくありません。 舌を見ると厚い白い苔がついていることが多く、体が冷えやすい傾向もあります。 水分代謝を促進する漢方薬を使用することで、体内の余分な水分を排出し、むくみを解消しながら体重を減らすことができるでしょう。

ストレス太りタイプの特徴

ストレス太りタイプは、精神的な緊張や不安から過食に走りやすく、特に甘いものを食べることでストレスを解消しようとする傾向があります。
気分の浮き沈みが激しく、イライラと落ち込みを繰り返すのが特徴です。 お腹にガスが溜まりやすく、げっぷやおならが多いという症状も見られます。
生理前に特に食欲が増進し、体重が増えやすいという女性も多いでしょう。 睡眠の質が悪く、夜中に目が覚めてしまうこともあります。 気の巡りを改善し、精神を安定させる漢方薬を使用することで、ストレスによる過食を抑え、健康的な体重管理ができるようになります。

虚弱タイプの特徴

虚弱タイプは、もともと体力がなく、少し動いただけで疲れてしまう体質の人です。
食が細いにもかかわらず太りやすく、基礎代謝が低いため、少量の食事でも体重が増えてしまいます。 顔色が悪く、声に張りがないのが特徴で、風邪をひきやすいなど免疫力も低下しています。
胃腸が弱く、食後に眠くなりやすかったり、下痢と便秘を繰り返したりすることもあるでしょう。 筋肉量が少なく、体全体がぽっちゃりとした印象を与えます。 体の根本的な力を補い、代謝を高める漢方薬を使用することで、太りにくい体質へと改善していくことが期待できます。

タイプ別おすすめ漢方薬

体質診断で自分のタイプが分かったら、それぞれに合った漢方薬を選ぶことが大切です。
ここでは代表的な5つの漢方薬について、どんな体質の方に向いているのか、期待できる効果を詳しく解説します。

防風通聖散

防風通聖散は、お腹周りの脂肪が気になる熱太りタイプの方に最適な漢方薬です。
体内に溜まった余分な熱を発散させ、便通を改善することで、内臓脂肪の燃焼を促進します。 特に、普段から暑がりで汗をかきやすく、便秘がちな方に効果を発揮しやすいのが特徴です。
18種類の生薬が配合されており、脂肪の分解・燃焼・排出という3つのステップをサポートしてくれます。 また、高血圧や肥満に伴う肩こり、のぼせなどの症状改善も期待できるでしょう。 服用開始から2週間程度で便通の変化を感じる方が多く、継続することで基礎代謝の向上にもつながります。

防已黄耆湯

防已黄耆湯は、下半身のむくみが気になる水太りタイプの方におすすめの漢方薬です。
体内の水分代謝を改善し、余分な水分を排出することで、むくみを解消へと導きます。 色白で疲れやすく、汗をかきやすいのに冷え性という方に特に向いています。
立ち仕事やデスクワークで夕方になると足がパンパンになる、朝起きると顔がむくんでいるという悩みを持つ方にぴったりです。 利尿作用により、体重の変動が大きい方の体重安定化も期待できるでしょう。 膝の痛みや関節の腫れを伴う肥満にも効果的で、体を温めながら水分バランスを整えてくれる優しい処方となっています。

大柴胡湯

大柴胡湯は、ストレスが多く、イライラしやすいストレス太りタイプの方に適した漢方薬です。
肝臓の働きを整えることで、ストレスによる過食や脂肪の蓄積を防ぐ効果が期待できます。 がっしりした体格で、みぞおちから脇腹にかけて張りや痛みを感じやすい方に向いています。
仕事のプレッシャーや人間関係のストレスで暴飲暴食に走りがちな方、便秘と下痢を繰り返す方にも効果的です。 自律神経のバランスを整える作用もあるため、不眠や頭痛の改善も見込めるでしょう。 精神的な緊張を和らげながら、脂質代謝を改善することで、健康的な体重管理をサポートしてくれます。

加味逍遥散

加味逍遥散は、ホルモンバランスの乱れによる体重増加に悩む女性に最適な漢方薬です。
生理前のイライラや食欲増進、更年期の体重増加など、女性特有の悩みに対応します。 疲れやすく、肩こりや頭痛、めまいなどの不定愁訴を抱えている方に特に効果的です。
ストレスで気分が落ち込みやすく、生理不順やPMSの症状がある方にも向いています。 血行を改善し、自律神経を整えることで、代謝の向上も期待できるでしょう。 精神的な安定をもたらしながら、むくみや便秘の解消にも働きかけるため、心身両面からダイエットをサポートしてくれます。

五苓散

五苓散は、お酒をよく飲む方や、二日酔いになりやすい方の水分代謝改善に役立つ漢方薬です。
体内の水分バランスを整えることで、むくみや体重増加を防ぎます。 めまいや頭痛、吐き気を伴うむくみがある方に特に適しています。
梅雨時期や台風前など、気圧の変化で体調を崩しやすい方にも効果的です。 尿量が少なく、のどが渇きやすいという矛盾した症状を持つ方にもぴったりでしょう。 急性胃腸炎による下痢や嘔吐の改善にも使われる処方で、消化器系の水分調整機能を高めることで、健康的な体重管理につながります。

市販の漢方ダイエット薬

漢方ダイエット薬は、ドラッグストアやネット通販で手軽に購入できる市販薬と、医師の処方が必要な医療用があります。
それぞれに特徴があり、価格や飲みやすさも異なるため、自分に合ったものを選ぶことが大切です。

医療用と市販薬の違い

医療用漢方薬と市販薬の最大の違いは、含まれる生薬の配合量にあります。
医療用は生薬の含有量が多く、効果が強い反面、医師の診察と処方箋が必要です。 保険が適用されれば3割負担で購入できるため、継続しやすいというメリットがあります。 一方、市販薬は生薬の配合量が医療用の半分から3分の2程度に調整されています。
効果は穏やかですが、薬剤師の説明を受ければ自分で購入できる手軽さが魅力でしょう。 ツムラやクラシエ、小林製薬などから様々な商品が販売されており、選択肢も豊富です。 体質や症状の程度に応じて、まずは市販薬から始めて、効果が不十分な場合は医療機関を受診するという方法もおすすめです。

価格

市販の漢方ダイエット薬の価格は、1ヶ月分で3,000円から8,000円程度が相場となっています。
メーカーや販売店によって価格差があり、ネット通販では定期購入割引を利用すると20~30%安く購入できることもあります。

例えば、防風通聖散の場合、有名メーカーの商品は1ヶ月分で5,000円前後が一般的です。
ジェネリック的な位置づけの商品なら3,000円程度で購入可能でしょう。

顆粒タイプより錠剤タイプの方が製造コストがかかるため、やや高めの価格設定になっています。 継続が必要な漢方ダイエットでは、無理なく続けられる価格帯の商品を選ぶことが成功の鍵となるため、予算に合わせて選択することが重要です。

形状による飲みやすさ

漢方薬は顆粒、錠剤、エキス剤の3つの形状があり、それぞれに飲みやすさの特徴があります。
顆粒タイプは吸収が早く効果を実感しやすいものの、独特の苦味や匂いが苦手な人には飲みづらいという難点があります。 錠剤タイプは味や匂いを感じにくく、携帯しやすいため外出先でも服用しやすいでしょう。
ただし、1回の服用量が多くなりがちで、錠剤を飲み込むのが苦手な人には負担になることもあります。 エキス剤は液体タイプで、水に溶かして飲むため吸収が最も早いという利点があります。 自分のライフスタイルや好みに合わせて、継続しやすい形状を選ぶことがダイエット成功への近道となるでしょう。

漢方ダイエットで1ヶ月に期待できる効果

漢方ダイエットを始めて1ヶ月で期待できる効果は、体重減少よりも体質改善の兆しが現れることです。
多くの方は0.5~2kg程度の緩やかな体重減少を経験しますが、それ以上に便通の改善やむくみの軽減を実感されています。 漢方薬は西洋薬と異なり、体の根本的なバランスを整えることで痩せやすい体質へと導きます。
例えば、防風通聖散を服用した方は、お腹周りがスッキリしてきたと感じることが多いです。 水太りタイプの方なら、朝の顔のむくみが取れて、夕方の足のだるさが軽くなったという声もあります。 また、食欲が自然に落ち着いてきたり、冷え性が改善されたりと、ダイエット以外の嬉しい変化も起こりやすいのが特徴です。
漢方ダイエットは即効性を求めるものではなく、1ヶ月目は体が変わり始めるスタート地点と考えましょう。

漢方ダイエットのデメリット

漢方ダイエットは体に優しい方法ですが、始める前に知っておくべきデメリットもあります。
ここでは、漢方ダイエットの主な注意点を3つご紹介し、対処法についても触れていきます。

即効性がない

漢方ダイエットは、西洋薬のような即効性を期待できない点が最大のデメリットです。
体質改善を通じて痩せやすい体を作るため、効果を実感するまでに最低でも1~3ヶ月程度の時間が必要になります。 例えば、1週間で3kg痩せたいという短期的な目標には向いていません。
漢方薬は、乱れた体のバランスを少しずつ整えていくものです。 植物を育てるように、毎日水やりをして数ヶ月後に花が咲くイメージに近いでしょう。 また、体重の変化よりも先に、便通改善やむくみ軽減といった体調の変化が現れることが多いです。
焦らず継続することが、漢方ダイエット成功の鍵となります。

体質に合わないと効果が出ない

漢方薬は体質に合ったものを選ばないと、期待する効果が得られないばかりか、逆効果になる可能性もあります。
熱太りタイプの人が、体を温める漢方薬を飲んでも痩せることは難しいでしょう。 自己判断で選んだ漢方薬が合わないケースは珍しくありません。
例えば、むくみがあるからと防已黄耆湯を選んでも、実はストレス太りが原因だった場合、効果は期待できないのです。 市販薬のパッケージだけで判断せず、薬剤師や医師に相談することが大切になります。 体質診断を正確に行い、複数の症状がある場合は優先順位をつけて選択することで、自分に合った漢方薬を見つけられるでしょう。

味や匂いが苦手な人もいる

漢方薬特有の苦味や独特な匂いが苦手で、継続できない人が一定数いることもデメリットの一つです。
生薬を煎じたような味は、現代の食生活に慣れた人には受け入れがたいかもしれません。 顆粒タイプは特に味を感じやすく、オブラートに包んでも匂いが気になることがあります。
錠剤タイプなら味を感じにくいものの、1回の服用量が多くなりがちです。 飲み方を工夫することで、ある程度は軽減できるでしょう。 水で一気に流し込む、冷水で飲む、服用後にすぐ水を飲むなどの方法があります。
最近では飲みやすさを改良した製品も増えているため、続けやすいものを探すことも選択肢の一つです。

漢方薬の効果を高める飲み方

漢方薬は正しい飲み方を守ることで、本来の効果を最大限に引き出すことができます。
服用のタイミングや継続期間、さらに日常生活での工夫を組み合わせることで、より効果的なダイエットが期待できるでしょう。

食前の空腹時に服用する

漢方薬は食前30分または食間の空腹時に服用することで、有効成分の吸収率が高まります。
胃の中に食べ物がない状態だと、生薬の成分が胃腸の粘膜に直接触れて、素早く吸収されるからです。 具体的には、朝食前、昼食前、夕食前の1日3回が基本的な服用タイミングとなります。
食間とは食後2時間以上経過した時間を指し、おやつの時間帯と考えると分かりやすいでしょう。 白湯や常温の水で服用すると、胃腸への刺激が少なく、成分の吸収も良くなります。 ただし、胃腸が弱い人は食後に服用しても構いません。
自分の体調に合わせて、無理なく続けられる方法を選ぶことが大切です。

継続期間の目安

漢方薬の効果を実感するには、最低でも1ヶ月、理想的には3ヶ月以上の継続が必要です。
西洋薬と違って即効性はありませんが、体質から改善していくため、効果が現れ始めると安定して持続するという特徴があります。 多くの人は2週間から1ヶ月で便通の改善やむくみの軽減など、何らかの変化を感じ始めるでしょう。
体重の変化は2ヶ月目以降に現れることが多く、3ヶ月続けると体質改善の効果が定着してきます。 もし3ヶ月続けても全く変化がない場合は、体質に合っていない可能性があるため、別の漢方薬への変更を検討することをおすすめします。 焦らずじっくりと取り組むことが、漢方ダイエット成功のポイントです。

併用すると良い生活習慣

漢方薬の効果を最大限に引き出すには、適度な運動と食事の見直しを併用することが重要です。
週3回、30分程度のウォーキングや軽いストレッチを行うだけでも、代謝が上がり、漢方薬の効果を後押しします。

効果を高める生活習慣
  • 腹八分目を心がける
  • よく噛んでゆっくり食べる
  • 夜9時以降の食事は避ける
  • 温かい食べ物・飲み物を選ぶ

十分な睡眠時間の確保も欠かせません。
理想は7時間以上の睡眠で、体の回復力を高めることで漢方薬の効果をサポートできるでしょう。

漢方ダイエットにおすすめの腸活法

漢方薬の効果を最大限に引き出すには、腸内環境を整えることが重要です。
腸の働きが良くなると、漢方薬の吸収率が上がり、老廃物の排出もスムーズになります。 ここでは簡単に実践できる3つの腸活法をご紹介します。

善玉菌を増やす

漢方ダイエットの効果を高めるには、腸内の善玉菌を増やすことが大切です。
善玉菌が優位になると、漢方薬の有効成分が吸収されやすくなり、代謝も活発になります。 善玉菌を増やすには、オリゴ糖や食物繊維を意識的に摂取しましょう。
バナナ、玉ねぎ、ごぼうなどにオリゴ糖が豊富に含まれています。 また、きのこ類や海藻類の水溶性食物繊維は、善玉菌のエサとなって増殖を促してくれるのです。 朝食にバナナヨーグルト、昼食にわかめサラダ、夕食にきのこの味噌汁など、毎食1品は腸活食材を取り入れることで、自然と善玉菌優位の腸内環境が整っていきます。

発酵食品を取り入れる

発酵食品は腸内環境を整える強い味方となり、漢方薬との相乗効果が期待できます。
日本の伝統的な発酵食品は、漢方の考え方とも相性が良く、体質改善をサポートしてくれるでしょう。 味噌、納豆、ぬか漬け、甘酒などを日替わりで食べることがおすすめです。
特に納豆は、納豆菌が腸内で善玉菌の増殖を助け、ビタミンK2が脂肪燃焼を促進します。 朝食に納豆、昼食後に甘酒、夕食に味噌汁という組み合わせも良いですね。 ただし、塩分の摂りすぎには注意が必要です。
1日1~2品を目安に、バランスよく取り入れることで、腸内環境の改善と漢方ダイエットの効果アップが期待できます。

水分補給のポイント

適切な水分補給は、漢方薬の効果を高め、老廃物の排出を促進する重要な要素です。
1日1.5~2リットルを目安に、常温の水か白湯をこまめに飲むことを心がけましょう。

朝起きてすぐにコップ1杯の白湯を飲むと、腸が動き出して便通が良くなります。
漢方薬を飲む前後30分は、水分を多めに摂ることで吸収が良くなるでしょう。

また、食事の30分前に水を飲むと、満腹感を得やすくなり食べ過ぎを防げます。 冷たい飲み物は腸の動きを鈍らせるため、できるだけ避けてください。
カフェインやアルコールは利尿作用があるので、水分補給としてカウントせず、別途水を飲むようにしましょう。

漢方ダイエットの注意点

漢方薬は自然由来の生薬から作られていますが、医薬品である以上、正しく使用しないと思わぬトラブルにつながることがあります。
安全に効果的なダイエットを行うために、以下の注意点を必ず確認しておきましょう。

副作用の可能性

漢方薬でも体質に合わない場合や過剰摂取により、副作用が現れることがあります
よく見られる症状として、下痢、腹痛、食欲不振、発疹、動悸などが挙げられます。 特に防風通聖散のような下剤成分を含む漢方薬では、お腹がゆるくなりやすいという特徴があります。
初めて服用する際は、休日など外出予定のない日に試すと安心でしょう。 また、甘草という生薬を含む漢方薬を長期間服用すると、むくみや血圧上昇を引き起こす偽アルドステロン症になる可能性もあります。 服用後に体調不良を感じたら、すぐに使用を中止し、症状が改善しない場合は医療機関を受診することが大切です。

妊娠中・授乳中の服用

妊娠中や授乳中の漢方薬の服用は、必ず医師に相談してから行う必要があります。
多くの漢方ダイエット薬には、子宮収縮作用や母乳への移行が懸念される成分が含まれているからです。 例えば、大黄や芒硝といった下剤成分は子宮収縮を促す可能性があり、流産や早産のリスクを高めることがあります。
防風通聖散や大柴胡湯などの人気の高い漢方ダイエット薬も、これらの成分を含んでいるため避けるべきでしょう。 妊娠中の体重管理は大切ですが、赤ちゃんの安全を最優先に考える必要があります。 食事療法や適度な運動など、より安全な方法でのダイエットを検討することをおすすめします。

他の薬との併用

漢方薬と西洋薬を同時に服用する場合は、相互作用により効果が変化したり、副作用が強く出たりする恐れがあります。
特に血圧の薬、血糖値を下げる薬、抗凝固薬などを服用中の人は注意が必要です。 甘草を含む漢方薬は、利尿薬と併用すると低カリウム血症を引き起こしやすくなります。
また、麻黄を含む漢方薬は、風邪薬や鼻炎薬と併用すると、動悸や不眠などの症状が現れることがあるでしょう。 現在服用中の薬がある場合は、漢方薬を始める前に必ず医師や薬剤師に相談してください。 お薬手帳を活用して、服用している全ての薬を把握しておくことも重要です。

まとめ

漢方ダイエットとは、東洋医学の考え方に基づいて体質を改善しながら健康的に痩せる方法で、「気・血・水」のバランスを整えることで太りにくい体質へと導きます。 効果的に痩せるためには、まず自分の体質を診断することが重要です。
熱太りタイプ、水太りタイプ、ストレス太りタイプ、虚弱タイプの4つに分類され、それぞれに適した漢方薬があります。 代表的な漢方薬として、防風通聖散、防已黄耆湯、大柴胡湯、加味逍遥散、五苓散があり、体質に合わせて選ぶことで効果を発揮します。 1ヶ月で0.5~2kg程度の緩やかな体重減少が期待でき、便通改善やむくみ軽減などの体質改善も実感できるでしょう。
ただし即効性はなく、最低でも3ヶ月の継続が必要です。 効果を高めるには、食前の空腹時に服用し、腸活や適度な運動を併用することがポイントです。 妊娠中や他の薬を服用中の方は、必ず医師に相談してから始めることで、安全で効果的なダイエットが実現できます。

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